ヨーロッパのバルカン半島に位置し、ヨーロッパ諸国の文明の原点でもある国ギリシャ。ギリシャには4000年以上の歴史があり、フランスやイタリア、ドイツなどヨーロッパの国々の元を辿るとギリシャへと至ります。
ギリシャといえば、美しいエーゲ海、そして雲のない青い空の下に映える真っ白な建物たち、さらにはパルテノン神殿やオリンピアの古代遺跡はじめとする数々の遺跡がイメージされますよね。
たくさんある観光スポットには連日世界中から多くの人が訪れギリシャの文化・神話を学び、エーゲ海では優雅にクルージングを楽しめます。新婚旅行先としても人気です。
このページではまだまだあるギリシャのおすすめスポットをご紹介いたします。
ロードス島はエーゲ海の最東部にある島で、綺麗に残っている中世都市「ロードス」があるリゾート地です。ギリシャの首都アテネよりもトルコの首都イスタンブールに近く、昔はトルコの領でした。
島の北側にはロードスタウンがあり、この街は十字軍の聖ヨハネ騎士団が拠点としていた旧市街とその周りに広がる新市街とに分かれます。
古代ローマ時代には、世界七不思議の「ロードスの巨人像」と呼ばれる大灯台が港の入口を跨ぐように建っていました。
ロードスタウンの旧市街は世界文化遺産として登録されています。聖ヨハネ騎士団が築いた街を囲む城壁は世界でも類を見ないほどの堅牢さで、約10メートルもある高さの分厚い城壁が三重にもわたって設置され、オスマントルコ軍の激しい攻撃をも耐え切りました。
また、島内には古代三大都市のひとつでありアクロポリスの残るリンドスの遺跡があります。リンドスの遺跡は丘の頂上にアクロポリスがあり、丘の斜面にはリンドスの村の白い家々が建っています。アクロポリスから眺める景色が素晴らしいので、ロードス島へと訪れた際には必ず行っておきたいポイントです。
青い屋根と白の建物のコントラストが印象的で地中海を代表する景勝地となったサントリーニ島。ギリシャで最も人気がある島で、火山の噴火によって形成された巨大なカルデラの外輪山の上にできた珍しい島です。
島の北部にある港町イア。青い屋根と白の建物がある街で、斜面を埋め尽くすほど家々が建ち並びそれがとても印象的。また、ギリシャ正教会の聖堂がいたるところに点在しています。結婚式場もあり、ここで結婚式を挙げるために訪れるカップルもいるほど。
島の中心にはお土産屋や屋台が立ち並ぶ街フィラがあります。フィラは、いっけん小さく見える街ですが、いたるところへと続く裏道がたくさんあるので、人が多くても窮屈さを感じません。
先史博物館もあり、館内には遺跡で発見された民家に描かれた壁画が展示されています。
お土産屋にはサントリーニの景色をモチーフとした置物がたくさんあり、どのお店の置物を買うか迷ってしまいます。置物だけじゃなく島独自の製法で作られるワインもおすすめです。
お店も多く1日で見て回るのは難しいかもしれませんが、買い物が好きな人たちにはとても人気な街です。
サントリーニ島へはクルーズの一部として訪れるのではなく、宿泊してじっくりと島内をめぐるのがおすすめです。
天空にある修道院の「メテオラ」。テッサリア地方ピンドス山脈の麓に点在している岩山の上に建てられた修道院で、そそり立つ岩の塔で自然と一体化し、空中に吊り下げられ浮かんでいるかのように見える様はまるで天空にある修道院のよう。現代のように重機も飛行機もなしに、ロープだけで登り修道院を立てる技術にはとてもビックリします。
最大で24つの修道院が建てられ、そのうちメガロ・メテオロン修道院を含む6つの修道院は今でも活動しており参拝ができます。現在はロープウェーや階段が設置されているので参拝するのには困りません。
修道院の内部にはフレスコ画や壁画などビザンチン美術の貴重な美術品が展示されています。
ピンドス山脈の麓から見るメテオラも絶景ですが、メテオラから見る眼下の景色もこれまた絶景です。
1年中メテオラへの観光はできますが、冬は雪が降り階段が滑りやすくなるので、訪れるなら春から秋がおすすめです。
サントリーニ島と同じエーゲ海に浮かんでいる代表的な観光地ミコノス島。人気の高いリゾート地として世界的にも有名で世界中から観光客が訪れますが、日本人はあまり訪れていないようです。
島の最大の魅力となっているのは真っ白で統一された建物たちと細い石畳の小道。街の中を歩くとどこを見ても真っ白な壁があるので、慣れていない人は迷ってしまいます。
街を歩くと、教会や風車、お土産屋やレストランがたくさんあり、オーシャンビューのレストランからは海を眺めながら贅沢なギリシャ料理をお楽しみいただけます。
また、街の中を歩いていると名物マスコットのペリカンにも出会えることも!
島にある高台から見る真っ白な建物と海を一緒に見られる景色は絶景です。