古代ギリシアの詩人ホメロスに「黄金に富むミケーネ」とうたわれたミケーネ文明の遺跡がある町。ミケーネ文明はクレタ文明の影響を受け、航海術の発展、果樹栽培を行い、陶器と金属製品の制作が盛んだった。陶器の絵柄は、戦士や馬などがよく使われていて、ミケーネが武力国家であったことを表している。ミケーネ遺跡は、1876年にドイツの考古学者のハインリッヒ・シュリーマンによって発掘され、神話の世界が現実化した。。

丘の上に城塞を立てるアクロポリスの原型となったと言われている。クレタ文明時には無く、ミケーネ時代になったから見られるようになり、争いが増え、生活条件が変化したことを表している。